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三日目:ゆん編 07話

翌朝。
台風到来の空の下、大学構内で
私はみく子を待っていた。

「みく子?
 おはよう、うん、ちゃんと帰れたよ。
 ちょっと今から大学来てくれない?待ってる」


それだけ伝えて電話を切った。
少し横暴だったかな。
でも昨日のみく子の呼出に比べたら可愛いものだろう。
それにきっと彼女はすぐに来てくれる。
なんとなく、分かる。


昨晩ラーメン屋の前で別れてから、考えながら帰った。
最後のライブをする友人の為に私に出来ることは何かを。
みく子が何故そんなことをするのかも
むしろ何と決別するのかも分からなかったけれど
変わるのはいけないことかと、彼女は私の前で泣いた。
醜い私に何かを求めてきてくれた。
このままみく子に劣等感を抱いているだけで良いのか
変わらなければならないときもあるんじゃないか
自分に問い掛けてひとつだけ答えを出した。


抱える大きな紙の束から一枚を取り出して
校内で一番大きな掲示板へと向かう。
そこには普段からサークルのポスターなどが
何の統一感もなく所狭しと貼られている。
その真ん中に、他のポスターが隠れるのも気にせずに
堂々と特大サイズのポスターを貼る。
載せられているのはオレンジ色の髪の女性。
書かれているのはSTREET LIVEの文字。
私が出した答えは、――今出来ることをしよう。
そうしてこのポスターを作ったのである。


最後のライブは出来るだけたくさんの人に聞いて欲しい。
出来るだけたくさんの人に今のみく子を覚えていて欲しい。
一晩で仕上げたものだったけれど
雨空の中で、ポスターはキラキラとしていた。
みく子は喜んでくれるだろうか。

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