スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

書┃籍┃化┃第┃一┃弾┃♪┃
━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛
★ブログじゃ読めないおまけページが盛り沢山!M線上のアリア A巻 購入はコチラから!★
にほんブログ村 小説ブログへ
↑ランキング参加中!感想の代わりにお願いします。

一日目:しのめん編 01話

光が羨ましかったんだ。

物心付いた頃に、自分以外の人には
『色』という認識がある事を知った。

誰もが自分と同じように
濃淡のみで構成された世界を見ていると思っていた。

折り紙、クレヨン、絵の具、運動会の何組。
全てが同じ色だった。違うのは薄いか濃いかだけ。
色が解らないだけで、いじめを受けるようになった。

次第にいじめられるのにも慣れて
いじめる側はいじめる事に飽きて無視をされるようになった。
その影響で、高校を卒業するまでに友達と呼べる人は一人もいなかった。

地元から離れた大学に入ったけれど
大学での生活も今までと特に変わらない。
講堂の隅に座って黙々とノートを取る。
ただそれだけの日々。

ただ、特別これといって誰も話しかけてこないから
中学や高校に比べると随分楽だった。



そんなある日、いきなり話しかけられた。
最初は自分では無いだろうと思っていたけれど
トントンと肩を叩かれて、驚いて振り向いた。


「ねぇ、ノート写させてくれない?」


そこには綺麗なストレートの髪を揺らしながら
細身の女の子が悪戯っぽく笑っていた。


「黒一色だから見辛いよ?」


そう言いながら僕はノートを彼女に渡した。

彼女はみく子と名乗った。
それから何度か彼女にノートを貸したり
時には簡単な会話までするようになっていた。

気が付くと、彼女を介して別の人とも会話するようになり
その人達を介して、また別の人を知っていく事になった。

それが三年前の話だ。

書┃籍┃化┃第┃一┃弾┃♪┃
━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛
★ブログじゃ読めないおまけページが盛り沢山!M線上のアリア A巻 購入はコチラから!★
にほんブログ村 小説ブログへ
↑ランキング参加中!感想の代わりにお願いします。

≪一日目:蜜編 現在 07話 | TOP | 一日目:蜜編 過去 01話≫


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。