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四日目:志津編 07話

午前に講義を取って、午後からバイト、夜は遊ぶ。
完璧な計画は、あっさりと反故になって久しい。
そこに輪をかけて、予定も計画もなくなってきたような。。。

一昨日はまごちゃんのお陰で夜中まで花束を作っていた。
昨日の記憶があんまり無いというのは、どうなんだろう?
確か、博物館経営学には出た。
けど、ノートにはミミズがのたくっているだけだ。
誰かにノートを見せてもらわないと、試験で困るぞ。
そう思って今日も一講目から出てきたのに、落研のサイコ師匠に捕まった。

「志津ちゃん、ネタは出来てるん?」

黒髪の綺麗なボブに落ち着いたローズの口紅が美しいサイコ師匠は、落研の部長。
そして、にっこりと優しい笑顔の奥には厳しい芸人魂が隠れている。

「うわ、出た」

「誰が妖怪や」

「まだ言うてへんがな」

「ネタは出来てへんと、そういうことやね?」

「そうらしいね」

にしし、と笑ってみる。
お願い、そのアーモンド型の目で睨むのはやめて。
惚れる。

「まぁ、ちょっと部室に寄って行きなさいよ」

すんなり拉致られる。
いやー、あのー、博物館経営のノートがぁ。。。

やっと解放されたら、お昼をまわっていた。
なんとか学食に辿り着くと、迷わず饂飩をゲット。
偶々空いていた窓際のテーブルに座って、饂飩を・・・・・ふぅふぅしながら・・・・なかなか食べられない猫舌。
やっと食べかけたら、後ろで声がする。

「エリカの友達のシーズーちゃん?ここ良い?」

にゃにぃ?
ここで、誰の声か記憶と照合開始。
データなし。

「誰がシーズーやねん!ちゃうわ!それ犬の種類やん!」

振り向きざまにツッコむ芸人根性。
いや、素だし。

データなし?

知らない人?

「志津ですう。志、津」

顔から火を噴きながら、なんとか取り繕う。

やっぱり大笑いされる。
な、なんでやっ。

「ゴメン、ゴメン、間違えてた。ホントにゴメン」

謝る知らない人をよくよく見ると、あれ?

「あんた・・・」

あの男前の帰国子女。

「あ、名前ね、霧島露朱英」

「へ?」

霧島?
日本人?

「霧島露朱英で、ホントはロシュ・ド・フランシスコ・キリシマ・ジョッバーナ」

「はぁ・・・?」

イタリア系?

「だから、短くしてロシュね」

いやん、にっこりされたら一層男前やんか。

「ここいいかな?」

いいよ、いいよぉっ。

「あぁどうぞぉ」

礼儀正しい殿方には、礼儀正しく腰を上げる。
いや、もっとちゃんと立とうよ、じぶん。

「ありがとう」

ロシュは、そう言うとテーブルにトレイを置いて、軽やかに着席。
いいか、日本人の男性諸君。
このくらいスマートに動いてくれたら、私たちも淑女で居られるんやで。
大体、君らは・・・・・・。

ロシュくん、えらい食欲やね。。。

てか、なんでナポリタン?
ああ、みく子と読んだ小説に出てくるあのシーンを思い出すなぁ。

『喫茶店と言えば、ナポリタン!』

能天気な蒲田君が大好き。

「あのさ、」

妄想族になりながら、まだ饂飩と格闘していると、ロシュが話しかけてきた。

「え?」

つぶらな糸目を精一杯まんまるにしてしまう。

「オレ、二回生の後期から十月までアメリカに留学してて、あんまり知り合いがいないんだよ」

ほーほー。

「え?単位とか大丈夫なん?」

饂飩があと一本。。。
つ、掴めん。。。

「まあ、それは大丈夫なんだけど、大学ではエリカの知り合いがオレの知ってる人なんだよ」

あー、この声、好きかもぉ。

「へえー」

よし、最後の一本が掴めた。

「で、ちょっと聞きたいこともあってさ。
おとといの夜から、エリカと連絡が取れないんだ」

あ?

「あんたなぁ、そんなノンキなこといって、ほんまになぁ、」

一瞬で現実の真っ只中へただいま。

あれ?
あれは・・・

「わーっ!笠原みく子!」

大声は得意技だっ。

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