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四日目:ロシュ編 12話

研究棟に着くと、キャンパスとは違った雰囲気だ。
キャンパスの明るい感じとは違い、その名の通り、研究しているところという雰囲気。

ここには、いろんな人がいる。ときどき不思議な人もいる。
廊下の陰で、無心にジーっとこっちを見ている人もいるし。
ミクは誰か友達にあったのか、手を振った。

そして、一階の廊下の一番奥の”ジェームス・ノートン(AI・電子セキュリティ)”と書かれた札のあるドアの前に来る。
ここの研究室は特別にセキュリティが掛かっている。
教授から配布されたカードをスキャンさせ、暗証番号を打ち込む。

ガチャっとロックが解除され、カギが開く。

ドアを開いて中に入ると、いつものように数人の研究生がパソコンを前に座っていた。
ここの研究室の国際色が豊かだ。
日本人はもちろんだが、中国人、インド人、アメリカ人、カナダ人の研究生や留学生がいる。
この研究室は、みんな割りと無口で、それぞれが自分の課題に没頭している。

ただ一人を除いては。

一番手前のデスクいるバスターだ。
かなり太ってて、大きな口は虫歯だらけで、異様に伸びたロンゲで、オタクと呼ばれる風貌以上のオタク的な雰囲気を醸し出している。
しかも、いつもイスからお尻が落ちそうな姿勢でポテチを食べながらブツブツ独り言を言っている。

そして、たまにこの研究室にやってくるオレや生徒、教授や大学職員までもを気色の悪い言葉で冷やかす。
さすがにオレは慣れたが、初めて声を掛けられた人のほとんどが、彼独特のその異様さに負け、出直すといって帰っていく。
ある意味、彼は、この研究室でのセキュリティの一つの役割をしている。

「いよぉ、特待生!今日はオレンジ色の可愛い助手が一緒か?いひっひっ…」
と、オレとミクを見るなり言った。

案の定、ミクもびっくりしてオレの背中に隠れてしがみ付いている。

「やあ、バスター、今日はノートン教授にレポートを提出に来たんだよ」
オレはさらっと流して、そのまま、ぐっと背中にしがみ付いたミクと一緒に通り過ぎる。

後ろではバスターが
「ロシュは話題を作るには事欠かないなぁ。いひっひっ…
そのうち、パパラッチに狙われるぞ。いひっひっ…」
とまだ言っている。

さらにオレの背中にぐっとしがみ付いた無言のままのミクと一緒に、向こうのドアの教授のいる部屋に向かう。

よく機密事項を扱ったりするので、この研究室はニ重のセキュリティになっている。
かなり重要な作業は、教授のいる部屋は奥の部屋を使う。

インターフォンのスイッチを押して
「教授、ロシュです。話していたミクも一緒です」
と言うと、赤い光が顔に当たり、網膜をスキャンした。

「ロシュか。待ってたよ。入りたまえ。」
ドアに付いた暗証キーに番号を打ち込むと、ガチャっとロックが解除された。
重いドアを開け、ミクと一緒に入る。


窓がなく、かなり冷房の効いた無機質な部屋の奥に茶色いアンティークのデスクあり
紺色でピンストライプの入った上等のスーツを着て、淡い黄色のシャツに濃い緑のネクタイをした白髪の老紳士が、デスクに備え付けられたモニターを見ている。

そして、緑色に光っているモニターから視線をはずし、老眼鏡を外して、眼光鋭くこっちを見る。

ノートン教授だ。

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