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四日目:ロシュ編 14話

木製のアンティークチェアーの背もたれにもたれながら
ノートン教授の目は、しばらく天を仰いでいた。

思い出したかのように、ノートン教授は懐中時計を内ポケットから取り出し、時間を見た。
そして
「ロシュ。ちょっと頼まれてくれんか」
思い出したようにノートン教授が言った。

「なんでしょう?」
「今から、大通り近くの斉藤氏のところへ行って欲しいじゃが」

「今からですか?」
「うむ。そうじゃ。今からじゃ」

「はあ… でも…教授、斉藤氏の家は知らないんですが…」
オレは、すまなさそうにノートン教授に言う

「すぐ分かるはずじゃよ。大通りから見える小高い丘にある風見鶏の付いた屋根の大きな家じゃよ。目立つ建物じゃから何度か目にしておろう」

ああ、あの家か。結婚式場か何の建物かと思っていたんだが、人が住んでいたのか。
「あ、はい。分かります」

「頼まれてくれるな?」
ノートン教授は、鋭い眼差しで念を押した。

「はい…」
反射的にオレは答えた。


ミクがオレを見て、ノートン教授に向きかえって
「あの…私は…」
と、頼りなさそうにノートン教授に尋ねた。

「君はもう少し残って欲しい。話も聞かせてくれるかの?」
と言ったノートン教授のミクを見る目は、普段とは少し違うように思える。

「はい… 私も教授にお話しなければならない事が…」
ミクは答えた。


オレはミクに
「じゃ、後で電話して」
と伝えると、ミクはコクっと頷いた。

部屋を出る時もやはり入る時の同じように、ドアに付いた暗証キーを押しロックを解除し
「失礼しました。では、また。」
とノートン教授に挨拶してドアノブに手を掛けた。

「ではな。ロシュ。また追って連絡する。斉藤氏のところへは、車で行った方が良いじゃろうな」
とノートン教授はデスクに座ったまま、少し微笑みながら言った。


ミクは唇を噛みしめ、思いつめたような顔をして教授の傍に立っていた。
この無機質な部屋の中では、ミクのオレンジ色の髪と真っ白な肌は余計に鮮やかだった。

網膜に焼き付く程、鮮明な色だった。

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