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四日目:しのめん編 35話

夕暮れからやがて夜に変わる空を見ながらゆっくりと帰った。
本当は飲み屋通りの路地でもうろつこうかな?なんて考えたけれど、胃が痛くなる予感がして辞めておいた。


エレベータに乗り七階で降りる。
角部屋の扉のカギを開けて中に入る。
相変わらず生活感の無い1DKの部屋だ。

「ふぅ」とため息を漏らしてから、僕は部屋の片付けを始めた。
明後日にはここを出て行くのだから。


生活感が無い割に、片付けが終わったのは深夜過ぎになった。
コンビニで買ってきたおにぎりを食べながら少しだけ物思いに耽る。



三年半ここで生活した。


地元での御曹司扱いが嫌だった。
この目が人と違うことが嫌だった。
自分の力で生きてみたかった。


ある種の逃亡と、希望を持って、そしてこの目の秘密が知りたくて。
三年半はあっという間に過ぎていった。


友達なんて出来る訳がない。
そんなことを考えていたのに、気が付けばみく子さんを中心に沢山の人と友達になった。


まぁ、友達付き合いが解っていないから、沢山失礼なこともしたんだろうけど。


それでも、自分にとって大きな収穫があった。
目の秘密、自分の一族の秘密。
変わること、変わっていくこと、受け入れること。
沢山のことを大学の講義以外からも学んだ。


「もう、ほとんどこっちでやるべきことは終わったな」


いつもの大学ノートを鞄から取り出して開いた。
少し、開き癖が付いてきている。


「自由に動けるのは明日一日だけか…」


大学ノートを閉じ、僕は片付けられた部屋の中で眠りに付いた。

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