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五日目:ロシュ編 22話

真っ白な大地に

薄いオレンジ色の太陽

そこにオレがうつ伏せで横たわっている

花の香りがする



ん?黒猫?

近づいてくる …



なんだよ?じゃれるなよ



あーくすぐったいって …


「ロシュ?」



ん? 呼ばれたような …



チュッ。

…? …!

目が覚めた。夢だった。

「おはよう。よく寝てたねぇ」
オレは自分のベッドに寝ていて、横には、エリカの笑顔があった。

「ん…。 エリカ、おはよう…。 夢見てた…」
寝ぼけながら、エリカのつるっとした素肌のおしりに手を回し
そして抱きしめる。

「ロシュ?。もぉー朝からぁ」
ふふっとエリカは笑った。

チュッとキスをした。

ベッドの横に飾られたエリカのお気に入りの花だけが
ほのかな香りを漂わせ、オレとエリカが抱き合うのを見ていた。



エリカはコーヒーを入れ、トーストを焼いてくれた。
キッチンで一緒に遅い朝食をとった。

「これ、何か変な感じだよね」
エリカは、なぜかオレの横にイス持ってきて
横にぴとっと並んでトーストを食べている。

「だってさぁ、こっちの方がくっ付けるもん。」
エリカはニコニコしながらオレの顔を見ながら言った。

「もうすぐお昼だよぉ。今日はのんびりさんだねぇ。」
エリカはオレの目を覗き込んで言った。

「あ、うん。今日、昼から一コマだけだから。夜、カテキョのバイトだけど」
とオレが言うと

「私も、昼から一コマだけ。私も夜、バイトだけどね。」
エリカは、オレの口調を真似しながら答えた。

ふふっとニ人で笑った。

トーストに塗ったマーマレードが甘酸っぱい。


食べながら、エリカと昨日の話をする。
「あのね。昨日はお爺ちゃんから電話があってー、五時になったら大通りのマックスに行くようにって。
お爺ちゃん、いつも全部言わないんだよねー、機密事項じゃ。とか言ってさー
でもー、マックスに行ってー、ストロベリーシェイクを飲んでたらー

そしたらー、斉藤さんの奥さんから電話があってー
大事な人がプレゼントを持っていくから、ちゃんと待ってなさいって。

それでー、シェイクを飲みながらー、待ってたらー
でも、一人で退屈だしメールしててー
しのめんクンと。エリカのお友達なのね。ロシュ知ってる?」

「ううん。たぶん知らないと思う」

「しのめんクン、私のこと、エリカ様っていうんだよ。ふふっ
うん。そのしのめんクンがね、今月で学校辞めるんだって。
理由は言ってくれなかったんだけどねー」

うんうんとオレが頷きながら、エリカの話を聞いた。

「そうそう、お爺ちゃんがね、今日の講義が終わったらニ人で研究室に来なさいって。昨日の電話で言ってた。
何か、私達に、すっごく重要な話があるんだってー
でもさー、その時そんなこと言われたら、エリカが待ってる人がロシュってバレバレなのにねー」
エリカの表情は、窓から差し込むオレンジの太陽の光のように明るい。


「ロシュはその時、何してたー?」
「あ、オレ?」
瞬間、帰り際に見た輝くようなオレンジの髪と透き通るような白い肌のミクの姿が浮かんだ。

「研究室にいる時、教授が斉藤氏の家に行ってくれっていうから、斉藤さんのすごい家に行ったら、今度は、斉藤さんの奥様が、あの花を持ってマックスに行って一番大事な人に渡してって」
オレは、ミクの事を敢えて避け答えた。エリカの笑顔を壊したくなかったから。

「じゃあ、ロシュの一番大事な人って、やっぱりエリカちゃんだったんだねー」
エリカは、うんうんと大げさに頷きながら言った。


「私もロシュが一番大事な人よっ」
と、コーヒーカップと皿を片付けながらエリカが答えた。


食器を片付けるエリカに
「そろそろ行く準備しないとね。間に合わなくなるし」
とオレが言うと

「うん。でも、ちょっとウチに寄らせて。着替えたいし、持ってくものあるから」
と皿を洗いながら、こっちを見てエリカが言った。

「いいよ。じゃあ、余計急がないとね」
「私、いつでもOKよ」

「OKって言うか、エリカ、下、パンツしか履いてないじゃん」
「って言うか、ロシュも、下、パンツしか履いてないし。しかも上半身裸じゃん」

ふふふっとニ人で笑う。



エリカの家に寄り、何とかギリギリ午後の講義に間に合う。

講義が済んだ後、エリカと研究棟の前で待ち合わせをした。
エリカはもう待ち合わせに来ていて
研究棟の前で、エリカが携帯電話をニコニコしながらいじっている。

エリカの方に歩み寄って
「なにしてんの?」
とオレが聞くと

「ん?執事さんにメール。」
エリカが悪戯っ子ぽく答えた。

「え?執事さん?」
オレが聞くと

「そう。私の執事さん。うふっ。しのめんくん。メール見る?」
エリカの目はキラキラしている。

- - - - -
件名:☆☆☆

本文:
ロシュと仲直りしたよ♪♪
素直になって良かったぁ。
ありがとね、エリカのひつじさん笑
- - - - -

「何で、しのめんくんがエリカの執事なの?」
「だって、しのめんくん、エリカの事、エリカ様っていうんだもん。」

ふふっと笑って
「一緒のを写メするよ。仲直り記念っ!」
エリカは頬をオレの頬を寄せて、携帯でオレとのラブラブ写真を撮った。

「はい。送信っと。」
そして、エリカと手を繋いで一緒にノートン教授の研究室に行く。



その時はまだ、オレもエリカも、次に聞かされる驚愕の事実を知る由もなかった。

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