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五日目:なつめ編 03話

急に秋めいて空は高くて日が暮れるのはあっという間。
いつものように疲れた頭だとぼんやりとした景色ばかりの帰り道。

ある街角の花屋の店先には夕方でもまだ鮮やかな色とりどりの花が並んでいる。噂の?「ふろーら・しょうだ」だった。
ぼんやりしているはずなのに急に思い浮かぶ。みく子のライブの時に花束をあげちゃおうか、なんて…ふらりと立ち寄ってみる。

そういえば…みく子は花屋でバイトしているんだっけ…ここだったかなぁ? などと思っていると店長らしき男性が近づいてきた。

「何かお探しですか?」
「ぁ。あのっ、お友達にお花あげたいんですけどっ。今度ライブやるんで…」
「もしかして…うちでバイトしてる子?」
「あの…オレンジの髪の毛…だった子なんですけど…」
「みく子ちゃんやね?」
「そうなんですっ。今度のライブの時にお花あげたくって…」
急に話し始めたもんだから同じこと二度も言ってしまう。

「できたらこう…小さくってかわいいカゴみたいなものに入ったのがいいんですっ。」
「ほぅ…カゴね…こんなんどやろか。最近はやりのプリザーブドフラワー!」
店長さんはちょうど近くにあった小さな鉢に入ったかわいらしい花を持ち出してきた。

「それってどんなのですか?」
「色は鮮やかなまま枯れない花、やね」
「枯れるから花ってキレイなんじゃないんですか?」
「そうとも言うなぁ…ほな、どないしましょか?」
「やっぱり普通の生花にして下さい。元気な明るい色合いで作ってもらえますか?」
「みく子ちゃんのライブに合わせて、やね」
「当日仕事の後に取りに来ますんで。先にお代払っておきますね」
「ほな。当日とびっきりの作っとくわ。びっくりするでー?」

なんなんだろうこれは。初対面のはずなのに。関西弁は耳を通ってちゃんと脳で理解できているのだろうか。ふっと一瞬そんなところへ意識が飛ぶ。

お代払ってちょこっと浮かれながらの帰り道。なんで花屋なんだろう…なんだか花屋以上の事ができそうな体つきだったなぁ…? あまりちゃんと店長を見てもいないはずなのになぜだかそんなことを思う。
だけど不自然ではないんだよなぁ…それにしてもすべてがあやふやである。
花を買ったこと以外は。

―疲れ過ぎかな。
ライブの日までもう少し。

お昼にマックスへ行った時、壁という壁にみく子のライブ告知ポスターが貼ってあって、トイレの手洗いの壁にまで貼ってあった。なにもそこまで…ねぇ。よほど熱心な子が貼ったんだろう。


そういえば明日は早いんだ。
早く寝よう…

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