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五日目:ロシュ編 23話

「よく来たの。ニ人とも」
ノートン教授のセキュリティールームの中にある奥の部屋に、オレとエリカ、ノートン教授の三人はいた。

「さてとじゃ。ロシュ。君は卒業してから、ワシの研究室に残ることになっておる」
「はい。教授に付いてより研究を深めたいと…」

「うむ。君は教え子の中で特に優秀じゃ。そこで、ゆくゆくは君にワシの研究を受け継いで欲しいとは思っとる。ワシの研究には、どうしても優秀な助手、そして後継者もいる」
「それはもう。よろこんでお受けします」

「そこにニ人とも掛けたまえ。話が長くなるかもしれん。ワシも掛けさせてもらうよ」
ノートン教授は応接用のソファーに座るよう促し、自らも腰を掛けた。

「ロシュ、もう一度聞く。ワシの助手、研究の後継者になってくれるかの?YESと言えば、もう後戻りはできん。NOと言えば、まだ後戻りは出来るぞ。それともよく考えてから答えを出すか?」
オレの目を覗き込んだノートン教授の鋭い目が、さらに細く鋭くなっている。落ち着かなく、いつもよりピリピリした様子だ。

「答えはYESしかありえません。」
オレはノートン教授の鋭い目を見ながら言った。

「分かった。もう後戻りは出来ん。決心はついとるようじゃの」
ノートン教授は安心と不安が入り混じったような複雑な表情だ。

「これからの話は、最高機密事項じゃ。他言はならん。しっかり脳の記憶に焼き付けておくのじゃ」
ノートン教授は再び鋭い目つきになる。


ノートン教授は話を進める。
「ロシュ、残念ながら君はワシの研究についてすべてを知っておらん。ワシの代表研究は、表向きは人工知能とセキュリティシステムということになっておるが…
本当の研究は、人工知能による人工意識とそれを保持・持続させる免疫システムなのじゃよ。工学的にも情報科学的にも …もちろん、生物学的にもじゃ」

「…と仰いますと、具体的には?」
これからの研究が今までとは違うということは何となく分かったが 、はっきり分からないので問い直してみた。

ノートン教授はオレの顔を覗き込み、さらに鋭い目でオレの目を見て
「神経を… 脳を… そして、人間を作る研究なのじゃ」
と言った。

オレはゾクッと寒気がした。エリカも目を真ん丸にしている。


ノートン教授は話を続けた。
「そもそものワシの研究の始まりは、ロシュ、君の父、ジョルジュ・ジョッバーナが持っていた極秘資料なのじゃ。
その資料とは、主に旧日本軍と旧ドイツ軍が共同研究の結果を記したもので、つまりは、人工的に人間の兵隊を無尽蔵に作る研究だったのじゃ。

この研究は、各国で百年程前から進められていたようじゃな。
旧ドイツ軍・旧日本軍の共同研究となってからは、その完成度は格段に上がり、理論的には可能性を示唆出来るほどのものになったのじゃ。

しかし、当時の技術では、人間を作ることは出来んかった。
もちろん人工脳もじゃ。せいぜい、遺伝子を作為的にいじったりというところじゃったようじゃの。

その後もその研究は各国当局の監視の下、秘密裏に進められ、代々に亘る研究結果の蓄積に加え、時代と共に進歩した技術のお陰で忘れもしない二十二年前…
ついに… ワシらは」
ノートン教授はゴクリと唾を飲み込んだ。
「人間を完成させたのじゃ。」
ノートン教授は鋭い目を見開いて言った。


オレは言葉が出ない。エリカも愕然としている。


そして、ノートン教授は続けた。
「それもニ人じゃ」

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