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五日目:ロシュ編 25話

オレとエリカは、ギロチン台に首を据えられ覚悟を決めなければならないような心境だった。
いつ上から致命的なギロチンが落ちてくるか分からないような心境…
そして、ノートン教授はすこし躊躇い、言った。

「お前なのじゃよ。エリカ」

オレは体の力が抜けた。
エリカもショックのあまり息も出来ないほど固まっている。
オレの手を握っていた手にも力がなかった。

「すまぬ。エリカ。でも仕方がなかったのじゃ」
ソファーの後から頭をうな垂れてノートン教授は言った。

そしてノートン教授は続けた。
「お前は死産だったのじゃ。 毎日悲しみにくれる娘と婿を見ていると、胸が痛み可愛そうになってな。
ワシはワシらの技術でこの子を生き返らせることが出来ると思ったのじゃ。

みく子が完成したことで、もうこれ以上バイオロイドは作らないことになっていたが、斉藤氏とニ人で再び実験を始めたのじゃ。
エリカの場合は、もともとが人体ベースであったから、完全な安定体が完成したのじゃ。
実験は見事に成功した。特に不安定要素もなく、普通の人間と変わらん」


エリカは
「私は人間じゃないの? バイオロイド? ロボットなの?」
震える声で言った。

「ワシは、お前をバイオロイドとは思っておらん。蘇生した人間じゃと思っておるんじゃよ」
ノートン教授はエリカをソファーの背もたれ越しに目を細めて見ながら言った。


「でも、私人間じゃないんでしょ? 何で? 何でなの!? 私は一体何? 生きてる死体!? 何なの!?」
エリカは取り乱して泣き出した。


「エリカはエリカじゃよ」
ノートン教授は優しい声で言った。

エリカは泣きじゃくっている。


「エリカはエリカだよ」
オレはエリカを抱きしめて言った。
でも、オレの腕は力が入らない。


無機質な機材の並ぶセキュリティールームの奥の部屋は、さらに無機質に見えた。

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