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五日目:ロシュ編 28話

真夜中、目が覚めた。


オレの横では、エリカがすやすやと安らかな顔で眠っている。
エリカの頬にチュッとキスをした。
ちょっと微笑んだような気がした。

窓から冷たい風が入ってくる。
窓を閉め忘れたのか?
デスクに置いた書き掛けのレポートがパラッパラッと捲れている。

窓を閉めようと窓のところへ行く…
窓は閉まっている。

おかしいな?

ふと、後ろから気配を感じ、デスクの方を見ると
ピンクのパッチに腹巻をした男が座ってレポートを見ている。
なぜかハゲちょびんのカツラを被っている。

「誰だ!?」
とオレがレポートを見ている男に言うと
男は振り返って
「誰だ!?って?誰だ?って言う前に自分の方から名乗るのが、礼儀ってもんじゃないのか?」
と偉そうに答えた。
「人の家に勝手に入って、礼儀がどうのこうの言うな!」
とオレが怒鳴ると
「これは、失礼。なかなか勉強熱心で殊勝なことだな。しかし残念ながら、これは全く役に立たんかもな」
と男は答えた。

「何だお前は?」
オレが再び問い質す。
「何だお前は?ってことは、何だチミワ!ってか? …そうです。私が悪魔と呼ばれるものですっ!
はっ!」
そういって、自分の事を悪魔と言った男は、変なダンスを始める。

一通り踊ったところで自称悪魔は
「おもしろかったか?」
とオレに聞いてきた。

「全然」
とオレが冷たく答えると

「ちぇっ。学園祭のステージに飛び入り参加でもしようと思ったんだがダメか!」
と自称悪魔の男は残念そうに言い捨てた。

「さてと… 冗談はこれくらいにしてだな。
貴様は最近いろいろあったようだな。困ったことがあったら何とでもしてやる。望めば何でも叶えられる悪魔の力でだ。
もちろんその望みには代償も必要なのだがね… その代償は… 貴様の辛く悲しい記憶だ。」
と言いながら、どこに持っていたのやら分からないが、キチッとした紺色のビジネススーツに着替え、髪の毛をきれいに七三分けに整えた。

「お前には何の興味もない。全く信用も出来ん」
と、やはりオレは冷たくあしらった。

自称悪魔はオレの目と鼻の先まで歩いて来て、鼻をひくつかせながら言った。
「ふん。わざわざ現れてやったのに貴様は契約しないという事か?貴様は何と愚かな人間だ。貴様の研究が実を結ぶという保障はどこにもないのだぞ。契約すればそれを保障してやろう。
しかし… 貴様が今日新たに経験した事の記憶は非常にうまそうな匂いだ。俺様の大好物の匂いだ」

「断る。もうたくさんだ。もう、今すぐ消えろ」
と、オレは言い払うと

「くそう!」
と自称悪魔は悔しそうに言って、両手で辺りの空間が捻じり捻じれた中心に姿を消した。
捻じれた空間は、自称悪魔が消えると同時に元に戻った。


あれは夢だったのか?

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