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六日目:ロシュ編 29話

「今日、オレ、研究室へ行っていろいろと調べものをして来るよ」
翌日、エリカと昨日と同じようにイスを横に並べて一緒に朝食を取っている時、エリカに伝えた。

貸したダブダブのトレーナーを着て、イスの上で膝を抱えて座っていたエリカは
「う、うん。私は… あそこにはもう行きたくない… 学校にもしばらく行きたくない… ロシュのおウチにいる。ロシュは行くの?どうしても?」
と怯えた小さな声で言い、トレーナーの裾に抱えた両膝を入れ丸まった。

「ああ、行かなきゃ分からないことがあるかもしれないから」
オレはエリカの髪を撫で、エリカの頬に手を添えて答えた。

「う、うん。早く帰ってきてね。待ってるから」
エリカは寂しそうに言った。

「何かあったら、すぐ電話してね」
「うん。エリカ、いい子にして待ってる」

オレは出掛ける支度をして
「じゃあ行ってくるね」
と言って、チュッっとキスをして出掛けた。

玄関先で、ダブダブのトレーナーを着たエリカは首をちょっと横に傾け
バイバイと手を振った。


研究室に入るとバスターが
「教授はさっき、当局から呼出があって、お出掛けらしいよー。オレ様が昨日報告したからなー。ぐふふふふっ
教授がな、ロシュ特待生は資料を全部見ていいって伝言残して行ったっけな。
後継者が決まって、教授も肩の荷が降りただろうな。ひっひっひっ
夕方には帰ってくるらしいけど、何とかのライブに行くとか言ってたかな。ライブなんて年寄りの冷や水だな。ひっひっひっ」
と、美少女アニメ雑誌を見ながら言った。

「そうか。それは助かった」
オレは、冷たく言い放つとセキュリティールームに入った。


セキュリティールームに入り、パソコンを開くと、本当にすべての資料の閲覧が許されていた。
あらゆる資料を片っ端から調べた。

ノートン教授の言ったことが本当なのか。何が出来るのか。何をしたらいいのか。
知りたいことがいろいろあった。

おおよそ資料を調べたところ、ノートン教授がオレ達に言った事は、やはり本当で、殆どの資料は、その事が詳細に記されたものばかりだった。

不安定な体のミクと安定化したエリカの違いはどこに…
胚性幹細胞を分化させて人体を構成したミクのケースは、確かに人工的に造られたとも言える。
自らの細胞を復活させて人体を構成し直したエリカのケースは、ある意味、蘇生とも言えるかもしれない。
胚性幹細胞と既成の肉体を用いた手法の違いではあるが、基本的には同じ操作で誕生しているようだ。
神の悪戯か、悪魔の所業か、微妙な違いが、変異による変化の出る体と変化の出ない体の対照的な性質のものにしたのだろうか。


気がつくと、お昼をとっくに過ぎていた。


「エリカから電話がないな。何事もなかったのかな?どうしてるんだろう?」
と思いエリカに電話を掛けた。

「もしもし。エリカ?何してる?」
「ロシュ。ちょっと帰って来て。」

「どうした?エリカ?」
「うん。ちょっと帰って来てよ。」

「え!ちょっと待ってろ。今すぐ行くから」
「うん。待ってる。」

エリカに何かあったのか?
オレは急いで研究室を出て、駐車場まで走り、車に乗り、慌てて家に帰った。
息を切らせて自分の家のドアを開ける。

「エリカ!?」

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