スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

書┃籍┃化┃第┃一┃弾┃♪┃
━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛
★ブログじゃ読めないおまけページが盛り沢山!M線上のアリア A巻 購入はコチラから!★
にほんブログ村 小説ブログへ
↑ランキング参加中!感想の代わりにお願いします。

六日目:卵茶編 03話

約束の時間まで、あと五十分。車でゆったり行けば、十分前に着く予定だ。
一ヶ月前に買ったばかりの黒の軽…もちろん中古、九万円也…に乗り込み、キーを回す。

大学入学時に、大学から随分と離れた場所にアパートを借りた。チャリンコで一時間強。その分家賃は五万を切る。親元を離れたかった俺は、当然の様に離れた大学を選び、一人暮らしを始めた。普通に不真面目な大学生をやりながらも、単位計算だけはキッチリして、ストレートに卒業、就職だ。
住環境も整えていたので、家はそのままで通勤している。

みく子さんとの待ち合わせは、大学だ。

つまり、ゆったりと走らせているこの道は、学生時代に一時間かけて通った道。
今では、普通なら車で二十五分。ゆったり行っても四十分。

楽をしたい訳では無い。
でも、きっともう、自転車では走らない。

自分は変わってしまったのだろうか?

変わってしまった俺と、変わってしまったみく子。再会の一言目は何にするべきか…そんな意味のないことを考えてしまう。

いや、しかし、考えるべきはもう一つある。

飯奢りで、大学待ち合わせ。車で行くことは伝えてあるものの、どこに行くとも聞いていない。
…学食である可能性は、あるのだろうか?
学生は、常に貧乏だ。
前に聞いた話だとみく子は、よく猫に餌をあげるらしい。自分の食事より優先するほどに。
であれば…学食である可能性も、考えておいた方が良い。

………学食くらいならこっちが奢るっつうの。
いや、まだ分からないわけだが。

とはいえ、学食には良い思い出が無い。特に、ナポリタンとピラフは、二百円という安さで、量と不味さを誇っていた。

のだが。

確か、みく子のメールに書いてあったのだが…学食のナポリタン、なにやら美味いらしい。今は。

ど?ゆ?ことだと、食堂のおばちゃんを小一時間問い詰めたい。
つい最近、メールの中でよく聞くロシュくんとやらが旨かったと言っていたらしい。
………飯が学食だったら、今日はナポリタンだな。





車を走らせながら、この後のことを、色々と考える。

夕暮れが沈んでゆく。

オレンジ色の輝きが。

次に来るのは

白では無くて

紺と黒だ。

書┃籍┃化┃第┃一┃弾┃♪┃
━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛
★ブログじゃ読めないおまけページが盛り沢山!M線上のアリア A巻 購入はコチラから!★
にほんブログ村 小説ブログへ
↑ランキング参加中!感想の代わりにお願いします。

≪六日目:卵茶編 02話 | TOP | 六日目:志津編 10話≫


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。