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六日目:卵茶編 04話

大通りではなく、住宅街を抜けて、大学へ向かう。
当時、色んな道を使うことにも飽きて、ただ早く大学に着くためにチャリを走らせていた。

今は、ゆっくりと。

犬の散歩をする女性。
柿が実った古風な庭。
たばこ屋のお婆さん。
猫がよく居る路地裏。
お気に入りの白い家。
遠くで響く太鼓の音。

祭りの季節だ。

あの頃、気にも止めずに通りすぎた、多くのこと。






変わりゆくものも、変わらないものも、等しく愛せることに気付いたのは最近のことだ。






共都大学の正門が見えてきた。
待ち合わせは正門なのだが、みく子の姿が無いことを確認しつつ、そのまま車を学内に入れる。

…考えてみたら、原付すら持っていなかった俺は、駐車場を利用するのが初めてだ。
警備のおっちゃんには『自分は卒業生で、教授に会いに来た。研究の手伝いをする約束なので、車は明日まで置くかもしれない。』と伝えた。
予想通りにあっさりと通れたので、そのまま車を止めてからもう一度正門を眺める。

まだみく子は居ない。

予定よりも少し早く着き、時間はまだ十五分前だ。
少しだけ学内を歩こうかな。

本館の前を通り過ぎ、とりあえず学生時代のように研究棟へと足を向ける。
辺りをよくよく見てみると、ベニヤ板やらの木材がかためられていたり、使い込まれたような看板が横に放置されている。『川島研究室…おしるこ“かわしま”』だそうな。祭りの季節なのは、ここの大学も同じようだ。
途中学食を眺めると、少しは人が居た。学祭前なのもあるが、部活の連中向けにいつでも八時頃まではやっている。
そして、部室棟を通り過ぎるとき…

『はぁ?い、どぉも?!!』

…!!

もう普通にビックリした。
横合いから女の子の二人組が、突然目の前に飛び出したのだ。
………当然、自分らで拍手をしながら。

「志津ちゃんで?す!」
「るどちゃんで?す!」
「『きゃっつぽぅ』です!」「です!!」

その時のポーズ、手は猫の手だった。…大学生にもなってそんなポーズ取ってんじゃねぇ、という。ちくしょう、可愛いじゃねぇか。





…というか

あれ!?なんか巻き込まれた!!

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