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六日目:アリエス編 09話

昨日のメモを片手に大学へ向かう。
研究室に向かうのではなく部活棟へ。
志津さんに会えば何かわかるかもしれない。
そうすれば
心のモヤモヤも解けるかもしれない。
わからないけど
何もしないわけにはいかなくなってしまっていた。

大学の敷地の一番奥。
決してきれいとは言えない数棟の建物が部活棟になる。
部活棟Aの3?9。
そこが落研の部室になっている。らしい。
初めてこの場所に来たが
案内板にそう書いてあるのだったら間違いないだろう。

階段を上り右手奥。
新旧なんでもありに
落語から漫談、コント、漫才ext・・・
ところ狭しとポスターが貼られている。
一応周囲を確認したが『落語研究部』の看板は無い。
きっとこのポスター群の下に隠れてしまったのだろう。

そんな考察に浸っていてもしょうがない。
早く物語りを進めなくては。
ノックしようと右手を伸ばす。
突然ドアが開き、こぶしにあたる。
「っ痛」
予期していなかったこともあって痛い。
無意識の回避行動も合わさって一歩退く。
とっさに漏れた声に気付いたのか中の人が顔を出す。

「大丈夫ですか」
関西訛りの声と同時に黒髪の綺麗なボブに落ち着いたローズの口紅が美しい女性が目の前に現れた。
やばい。
ちょっと惹かれるかも。
「ごめんごめん。
 ドアの向こうに人が居てると思てなかったわ。。」

「大丈夫です。
 不意打ち食らっただけですから。」
「ほんま、ごめんやで。」
笑ってごまかしてる感じも中々良いと思う。
「で、うちに何かご用ですか? 見学もかまへんけど、学祭前やから、今見ていったら学祭おもろなくなるよ?」
目をキラキラさせながら言われると・・・。
「いえ、志津さんっていらっしゃいますか?
 ちょっと話したいんですけど。」
「志津ちゃん?
 志津ちゃんやったら、るどんとネタ合わせしに行ってるけど」
「そうですか・・・。」
「なんや、志津っちモテモテやんか。残念やね。」
(さっきと呼び方ちゃうがな)
思わず心の中でエセ関西弁でツッコミを入れてしまう。

「どこでやってるか判らんけど、あの子ら声でかいからうろついてればみつかるんやないかな。 
 それとも呼び出したげよか?」
「いいえ、結構です。
 ちょっと探してみます。
 一応帰ってきたら連絡いただけるようお願いできますか。
 番号これなんで。」
そう言って適当な紙に携帯の番号を書いて渡す。

「りょーかい。私は部長のサイコです。 
 これが私の番号ね。志津ちゃん、帰ってきたら連絡するかもしれんから。」 
「ありがとうございます。」
「力になれなくて、ごめんなさいねぇ。」
「いえいえ。では、失礼します。」
「がんばれぇ!」

サークル棟を後にする。
サイコさん。
中々絡みやすい感じの人だった。
また遊びに行ってみよう。

「ほんで、年寄りが無理したら『年寄りの鼻水』やし。」
「こっちが洟出そうやわ」
「桃栗三年、ネタ八年」

なにやら遠くから漫才(?)をしているような声が聞こえる。
声の主の片方は以前学食で聞いたことがあるような気がする。
とりあえず行ってみよう。
もしかしたらっていうこともあるかもしれない。

「あ!あ?あ?、お兄さん!!」
片方の声が大きくなる。
「すみません、よかったら…なんですけど、もう少しだけうちらに・・・。」
ネタの練習にしてはおかしなフレーズだな。
もう一人くらいそこにいるのか?
その声が聞こえたのを確認して二人に声をかける。
向こうに歩いてる人が居るがきっとさっきの三人目だろう。

「すみません。志津さんって人探してるんですけど。」
「はいぃ?」(涙目)
「!?」
「ビックリしたぁ。なんでしょ? 
 うちらのネタ聞きにきはったんですか?」
(むしろ、そのリアクションにビックリしたわ)
「志津さん、違う違う。
 この人、志津さんを探してるんやって。」
「・・・。」
「志津さんを探してるんよね?ね?」
「はい。志津さんを・・・。ってことは志津さんなんですか。」
「はい?そうですけどぉ。」
なんだろう。
意外と簡単に見つかってしまった。
「何かご用ですか?」
「えっと、みく子ちゃんのことで・・・。」
「あれ?志津さんに愛の告白と違うん?残念やね。志津さん。」
るどん(サイコさんの話から推測)が茶々を入れる。
「残念って・・・。
 私かって愛の告白の一つや二つぅ・・・。」
「あるの?」
「・・・・・・・。
 えっとみく子のことでしたっけ?」
「あら、流された」
「あら、流しちゃった」
「えっと。ちょっと話が聞きたくて。
 ここじゃアレなんでどこか場所を変えてできたらなんて思ったり思ってみたり。」
「思てるんやね。ちょっと待ってねぇ。
 今いいとこ考えるから。」

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