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六日目:卵茶編 06話

「お久しぶりです?」
反射的に振り返る。

みく子だ。

………みく子なのは、声で分かった。理解出来る。
クエスチョン、肩を叩いたのは誰?ピンポ?ン『みく子さん』。正解!!パ?パラッパ?♪

…だが。
なにやら振り向いた瞬間、通常の高さの視界には、うっすらとオレンジ色のモジャモジャしたものがあって、まあそこまでは冷静で、視界を下げると顔色は白くなったものの変わっていないみく子の顔があって、もう一度視界をあげるとモジャモジャしてて…その時点ではもう冷静というよりはぼ?ぜんとしてしまったわけだが。
“大胆に”変えたということは聞いていたものの、反射的に振り返ってしまったのは失敗だ。
心の準備ってやつを、旅行かばんに詰めて持ってきたんだけど、バッグから出す暇すら無くバーベキュースタートみたいな。
例えも訳が分からない。混乱してるようなので落ち着こう。

…よし、お?けい。

「………ねぇ、どうしたの?」
頭一つ分下から、顔を覗きこんでいるみく子。
アバンギャルドなパーマなので、むしろ今は頭三分のニほど下。

「…いや、聞いてはいたけど、さすがに驚いたし。こんなリアクション、慣れただろ?」
みく子の頭を見つめながら。
「うん、まあね?」

タメ口にもほどがある。むしろ俺が敬語を使ったら良いのだろうか…?

「とりあえず…久しぶり、みく子さん。で、今日はどこへ?」
俺が尋ねると、みく子が首を傾げる。
「う?ん…あっちのイタリアンとか、みどり食堂とか…ナカムラとか?」
首を傾げるときに、アバンギャルドがユサユサッと揺れる。わけでも無い。パーマをかけても髪質は柔らかいようで、フワッと揺れる。
街灯に照らされて、闇の中に残像が残った。

………?
いや、今は良い。

ちなみに、みく子があげた三ヶ所。アンティパスタ、みどり食堂、カフェナカムラ。どれも近所で、まあほどほどに学生が行きやすい値段だ。

「…おまかせ」
「え?!?…ん?、あ?…もう、じゃあみどり食堂にしますね。」
「あい」
「じゃ、行きますか」
みく子が先に立って歩き出す。

………
歩きながら、みく子の髪を眺める。
さっき感じた違和感。みく子の髪、変わらずオレンジ色なのだが、前より色が薄くなったような…。
薄くなったといっても白髪というわけでは無い。オレンジを基調に、シルバー…いや、むしろ透明に近い?
肌も白い。 人によっては『病的な白さ』とまで言われたらしい。そんな話をメールで聞いて、まさかとは思っていたが…。
髪の長い内は見えなかったうなじに、エロさよりも心配を覚える。



「どうかした?」
振り向いたみく子。
「いや、何でも無いよ。」
小走りに彼女の横に並ぶ。

みく子がまたくるっと前を向いて歩き出す。
ふわっと、闇に白い残像が焼き付く。

『もう大丈夫』とメールで聞いた。

聞いたが。

………俺が関われることなのだろうか…?

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