スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

書┃籍┃化┃第┃一┃弾┃♪┃
━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛
★ブログじゃ読めないおまけページが盛り沢山!M線上のアリア A巻 購入はコチラから!★
にほんブログ村 小説ブログへ
↑ランキング参加中!感想の代わりにお願いします。

六日目:卵茶編 09話

ちょうど良く料理が来て、話も途切れたので、食事に集中する。

…俺よりみく子の方がガツガツ食ってるのはど?ゆ?ことだ?
相当腹が減っていたらしいが、胃が小さいのはどうしようもなく、ご飯は小盛り。
「いっそ変化があるのなら、食いだめが出来るようになれば良いと思うの。本当に。」
みく子は真剣に言ってから、自分で大笑いしていた。

…ふむ、“変化”がキーワードなのは変わらないようだが、自分で笑いに出来るなら大丈夫なんだろう。

「…じゃあ、いっそ太れ。」

「ひっど?い!女の敵ね!!」
かなり本気めに怒った後で、また大笑い。


あぁ、そうか。
彼女の明るさは、崩すべきものでは無かったんだ。
彼女の笑顔は、変化と共に生まれたものだ。変化への必死の抵抗なんだ。そして、彼女なりの勇気の形なんだと思う。


あぁ、そうか。
やっぱり俺は、ここに居る必要は無かった。
実際の姿が変わっても、携帯の奥のみく子は何も変わらなかった。むしろ今ではよりカラフルに感情を、言葉を伝えてくる。
俺にとってのみく子の居場所は、今も携帯の奥なんだ。

「でもでも!むしろ太れるだけのお金が無いのが問題なの!!」
…まだその話題続けるのか。
「…じゃあ、むしろ痩せれ。」
「なんで!?」
「いや、筋肉減れば代謝落ちるし、体重減れば運動エネルギーが減るわけじゃん?だからなんだけど…」
…なんだろう。みく子の『なんで!?』に、何かがふと頭をよぎった。
なんだろう、関西弁風の発音が…
『あぁ、そっか…』
二人の声が被った。みく子のほうは俺の屁理屈に納得した言葉だが、俺の言葉の意味が分からず、彼女は俺に不思議そうな視線を向ける。

視線に応えて、弁解の言葉を。
「いやさ、今日待ち合わせの前に学内で漫才コンビに捕まったんだ。“きゃっつぽぅ”ってコンビ、知ってるんじゃない?」

そう。何故かみく子が、あの志津ちゃんとやらに重なって見えたのだ。
「へぇ?!志津ちゃんとるどちゃんに会ったんだ!!しかも漫才!?くーっ、アタシも見たかった?!!」
そういえば、関西弁を巧みに扱う女傑(笑)が友達にいるとメールで聞いていた。よくネタになるが、メールでは名前を聞いていなかった。
…曰く、学内で牛乳を浴びせあっている連中に遭遇してとばっちりで牛乳まみれに。…曰く、牛乳まみれで部室に避難したら部長とやらが何故か持っていたブルマに着替えさせられる。…曰く、何故かむしろ自慢気にそのまま授業に参加。
「そう、志津ちゃんも今日来るはずだよ!」………学祭は、是非とも行かねば。

しかし、なんで急にあの娘が重なったんだろう?そういえばニヤニヤ笑いのときのみく子も、みく子らしいと思いつつも、誰かが重なって見えたような…?

その後はしばらく、ライブに来る人のことやなんかを、時間が来るまで話した。

書┃籍┃化┃第┃一┃弾┃♪┃
━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛
★ブログじゃ読めないおまけページが盛り沢山!M線上のアリア A巻 購入はコチラから!★
にほんブログ村 小説ブログへ
↑ランキング参加中!感想の代わりにお願いします。

≪六日目:卵茶編 08話 | TOP | 六日目:蜜編 現在 78話≫


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。