スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

書┃籍┃化┃第┃一┃弾┃♪┃
━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛
★ブログじゃ読めないおまけページが盛り沢山!M線上のアリア A巻 購入はコチラから!★
にほんブログ村 小説ブログへ
↑ランキング参加中!感想の代わりにお願いします。

六日目:志津編 11話

新しいネタは、出来かけのような、まだまだのような。
ちゃんと覚えて、本番に困らないようにしないとなぁ。。。

花屋でのバイトも終えて、本日はチョンボもなかったのでまごちゃんのお車もなく、夜道を一人で歩いていた。
アパートの近くにある公園に差し掛かった時に、何かの気配を感じてそちらへ視線を遣る。

ドサッ。

ドサッ?
何の音?

改めて見てみると、腰程の高さの石積みがしてある。
その向こうは、花壇だろうか。
木と木の間から声がする。

「おい、いきなりそれはないだろう」

感情のない声。
てか、意味が解らない。

「?」

何か、目のようなものが見えた。
石垣の上に手が一組見える。

「お前、俺が見えてるだろう?さっきのは、無意識か?」

「なんのこと?」

やっと言葉を発すると、目が動いて人影が現れた。
ひょろんとした、おっさん。
黒いジャケット・・・・あ。

「学校で見たと思った、自転車のおっさん」

「おっさん言うな」

感情の見えない、それでいて不快ではない声が言う。

「お前、俺が見えてるだろう?」

また訊く。

「見えてるよ。透明人間のつもりですか?」

「バカか、おま・・・え・・・」

何故かおっさんが言い澱んだ。

「お前、それに気付いてるのか?」

おっさんの目は、私の肩越しに視線を向けている。

「ああ、これ?知ってるよ。見えるの?」

ふぅん。
私の背中にあるモノが見えるのかぁ。
って、

「あんた、悪魔やなっ」

「鈍いのぉ」

「ほっといて。触るよ」

「やめろ」

「私が触ったら、天に帰れるよ」

「やめろ。まだここに居る。それより、そのおでこを見せてみろ」

「ふん」

髪を掻き揚げておでこを見せてやる。
悪魔は、ちらっと一瞥すると、目を逸らした。

「HANNAHの刻印か」

「お祖母ちゃんの。これを知ってるなんて、あんた偉い悪魔やな」

「偉いぞ。だから自由が利く。天に帰されてたまるものか」

「そして、人の記憶を食い散らかしてるんやな」

「うるさい」

態度は大きいけれど、実はびびってる。
私があと一歩近づいて、この手で皮膚に触れたら、天に帰ってしまう。
悪さしかけてきたら、おでこの刻印で消滅させることもできる。
だけど、この悪魔は敵意を持ってないらしい。
ここは住みやすい場所だからか、穏やかになってるらしい。
お腹一杯ということか。。。

「さっきのは、無意識か?」

「さっきの、何?」

「睨んだ」

「なんか気配がしたから、注意を向けただけ」

「いきなり突き飛ばされた俺の身にもなってみろ」

「無理」

「痛かったぞ」

「ひひひ」

「お前のほうが悪そうだな」

「失礼な」

書┃籍┃化┃第┃一┃弾┃♪┃
━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛
★ブログじゃ読めないおまけページが盛り沢山!M線上のアリア A巻 購入はコチラから!★
にほんブログ村 小説ブログへ
↑ランキング参加中!感想の代わりにお願いします。

≪六日目:蜜編 現在 78話 | TOP | 六日目:志津編 12話≫


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。