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六日目:志津編 14話

公園からアパートまで、すぐそこ。
アパートに着くまでの間、るどんにしっかり小言を戴く。

「今夜は出かけるていうのに、何やってるんですか。
 サラリーマンのお父さんみたいに『帰るコール』までしてきといて。
 猫さんと喋ってたて、ふざけてます?」

サラリーマンの奥さんみたいやぞー。
そんなことを言ったら、肘鉄を食らいそうなので、ひたすら謝る。
あー、俺、何時からサラリーマンのお父さんになったんやー?

アパートに着いたので、公園で地面に頬ずりしている悪魔を解放してやる。
何か喚いているけど、聞こえないふり。

部屋に入って、着替えとおやつを一辺に済まそうとしてジタバタしていたら、
窓の外で「バンッ!」と衝突音がした。
るどんには聞こえなかったようだ。
何気なく確認しに窓辺に行く。

窓の下で悪魔が胡坐をかいて、不貞腐れている。

あー、ここは結界を張ってあったわー。
ごめんごめん。
てか、結界が見えなかったのか?
また、会うことがあったら訊いてみよう。

「志津さん、どう考えても間に合わへんよ?」

るどんが時計を見ながらジーンズのジッパーと格闘している。

「こういうときは、奥の手やね」

そう言って、まごちゃんに電話をかける。

『はいよ?』

電話を取る前に名前が判るって、いいのか悪いのか。
不意打ちの他所行きの声が聴けなくなった。

「まごちゃん、ピンチ?」

『どないしたん?』

「車ですぐに来るあるよろし」(ぷちっ)

「ぷちっ・・・て」

るどんに呆れられながら、おやつのクッキーをもう一枚齧りながら戸締りをして、
アパートの玄関先にでる。

空気を探ってみるけれど、悪魔の気配は消えている。

「そういえば、最近、黒猫が増えてるみたいですね」

るどんが暢気に世間話を始める。

「にゃに、黒猫が?」

「うん。線路の向こうのマンションとかアパートとかかたまってるとこがあるやんか?
 あの辺りでも、黒猫がうろうろしてるらしいよ。
 猫嫌いの子が、気味が悪いてゆってた」

「ふぅん」

ふぅん。
ふぅん。
ふむふむ。

きっかり五分で、まごちゃんの車が到着。
どこを通ってきたら五分で来られるんや?

「ピンチてなんや??」

半分寝惚けたようにのんびりと訊く。

「ライブに遅れてるの。近くまで送って」

普通なら、歩ける距離ではあるが、ここは頑張れ車。

「あっちの、繁華街の外れまで」

「お志津、自分で走ったほうが速いやろう」

「いーや。近くで降ろしてくれたらいいから。
 なんやったら、どこかのパーキングに突っ込んで、まごちゃんも来たらいいよ」

「ほんなら、行くで」

るどんと私は、大急ぎでシートベルトを装着。

自分で走るよりは、うんと早く目的の場所に着いた。


もう、人が結構集まっている。





今夜は、みく子の路上ライブ。

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