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六日目:しのめん編 42話

角部屋の扉にカギをかける。
エレベータに乗り一階に降りる。
管理人室にカギを返却した。

いつも行っていたコンビニを横切り大通りの方へ出る。
たまに利用していたネットカフェを通り過ぎて交差点の歩道橋を渡る。なんとなく無敵な気分になれる気がした。

二十四時間営業のマックス・ドックスを道の反対側から見ると、みく子さんが持っていたポスターが所狭しと、貼られている。
駐車場の壁まで貼ってあったのを見て「頑張ったなぁ」と少しだけ可笑しくて笑いながら歩いた。駅が近付いてくる。

三年半ここで生活してきて目に見えていたものが
明日には簡単に見られなくなる。なんだか不思議な気分だった。


何度も利用したことのある駅に到着したけれど、なんだか初めて訪れた場所の駅のように感じた。
きっとそれは今日、ここから僕は始まるからだろう。


窓口で切符を買った。
簡単に買うことができるこの紙切れで、まるで異世界のように感じている実家へと帰れる。
いや、実際は途中から新幹線じゃなくなるからこの紙切れだけでは帰れないのだけど。


柄でもないけど駅のキヨスクでお土産を買う。
特に真剣に選んだ訳ではないけれど「黒ゴマのシフォン生地と黒ゴマクリーム」と小さく書かれた、なんだかゴマゴマしいケーキにした。


気が付くと出発予定時刻が近付いたので胃を決して、じゃなくて意を決してから改札に切符を入れる。


ホームへ出ると乗車予定の新幹線が既に到着していた。
切符に書かれている座席を確認して乗り込むと、車内はそれなりに埋まっていた。
指定されている窓側の座席を見つけると、幸いに隣は誰も座っていなかった。

窓から見える街並みを見ながら、始まってしばらく経ったと思われるみく子さんのライブのことを考えた。


「きっと綺麗な歌声なんだろうな」


と呟くと、発車時間を知らせるアナウンスが車内に響いた。

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