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六日目:ちこ編 15話

こんなたくさんの人の前で歌ったのなんて初めてで
心臓はまだバクバクしてるし 頭の中も軽くパニクっている。

へなへなと座りこむと煙草を取り出し火をつけた。

ふーぅ  深呼吸するように煙を吸っては吐き出す。

みく子の歌は続いている。

少し躊躇してから携帯を取り出し、指が覚えている番号と通話ボタンを押す。

トゥルルル・・・ トゥルルル・・・  「はい」

何年かぶりに聞くちょっとよそ行きの声。

「もしもし??どなた様ですか?」

「お父さん、ちこだよ。」

驚く空気が耳元に伝わってくる。

「久しぶり、、、ごめん、連絡ずっとしなくって」

「ほんとだ。まったぐおめぇは。。まぁいいさ、どーしだんだぁ?」

呆れてるのか怒ってるのか。。でもこの訛りが懐かしくてくすぐったい。

「実はさ、大学一年半前に辞めててさ、、、、」

どこから話して言いのか 何が言いたいのか自分でも分からない。

「あぁ 大学辞めたのなんちゃ とぉーっくに知ってるど」
(大学辞めたのなんてもう知ってるよ)

「ぇ?」

「おめぇのやりそなことだもんな。  んだけんども、おめぇのことだから、なぁんかみっけだら連絡よごすど思って、とおちゃん待ってだんだぁ」
(お前のやりそうなことだもんな。 だけど、お前の事だから、なにか見つけたら連絡くれると思って お父さん待ってたんだよ)

「お父さん。。」

「おめぇは おめぇの好きなごとさいっしょけんめがんばんだよ。おかぁさんだって心配さしてんだど? んだがらな、たまには電話よこせなぁ」
(お前はお前の好きな事を一生懸命頑張っていったらいいんだよ。お母さんも心配してるんだよ? だからね、たまには電話くれよな)

全部ばれてた。。

うん、うん とうなずくことしか出来なくて笑い飛ばされた。
それでも、どこまでも優しい口調でお父さんは語りかけてくれた。


この街に来たのは全てから逃げ出したかったからで、大学進学もただの口実に過ぎなかった。

この街に住んで、たくさんの人と出会い、すれ違い、笑い。。。

そぅ  みく子に教えてもらったように、受け入れたり変化を楽しんだり新しいことにチャレンジしたり。

あたしも変化しなくちゃ 今を楽しまなくちゃいけないって。

言葉が溢れて言葉にならなくて 涙が止まらない。

「ありがとぅ お父さん」

涙声でそぅ言うと また笑い飛ばされた。

「これから大事な用事があるんだ。 また電話するね。」

電話を切ると みく子は最後の曲を歌い始めていた。

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