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二日目:ロシュ編 04話

ミクに電話を掛けてみたが、何回コールしても出ない。
留守電にもならない。

「ミク、どうしたんだ」
かなり心配になってはいたものの、学校へ行けば会えるんじゃないかと思って、キャンパスへ向かう。

ニ限目はミクと同じ履修の流通科学の講義だ。
その講堂に入ると、ミクはちゃっかり一番後ろの席に座っていた。

ミクの横の席に座りながら
「ミク、昨日は何?大丈夫か?今朝から何度も電話してただろ?どうした?」
と、オレは聞くと

「うん。大丈夫。何でもないの」
ミクはこっちを見て、力いっぱいの笑顔を見せて、作ったようなトーンの高い明るい声で答えた。

でも、目は腫れて真っ赤だった。
白さが増したミクの白い肌に真っ赤に充血した目は、かなり痛々しかった。


「どう見ても大丈夫じゃないだろ」
オレはちょっと怒ったように言った。

「ううん、ちょっと大丈夫…」
ミクがそう言いかけた時、教授が入ってきて、講義が始まった。

「後で話すね…」
「今、話せよ」
「う…ん…」

しばらく、ニ人の小声でのひそひそ話が始まる。

「実はね、昨日また、蜜クン…、あ、彼氏とね、大ゲンカしたの」
「うんうん」

「一回目は仲直りしたのね…」
「うんうん」

「でも… ロシュと一緒…に ノートン教授に会い… に行くって… 言ったら…」
ミクの小声がだんだん泣き声になってきてる。

「でね… ぐすん…
 すごく… 悲しくなって… 蜜クンち… 彼んちから… 出たの…
 ぐすん…」
ミクは、もう完全に泣きモードに入ってる。
 
「分かった、分かった、ちょっと出よう」
自分のノートとミクのノートをバッグに入れ、一緒に講堂から、こっそり外に出た。

講堂を出るなり、ミクは大泣きになった。
細い肩がぶるぶる震えている。

オレは思わず、ミクの震える肩を抱き寄せ、明るいオレンジ色になった髪を撫でてやった。
抱きしめたミクからは、懐かしい柑橘系のコロンの香りがした。

「えーーーん」
堰を切ったように、ミクの涙は溢れ出した。


オレはミクを抱きかかえたまま、キャンパスから出た。
ミクは、ずっと泣いていて、普通に歩くことさえ出来ない。

校門の前でタクシーを拾い
とりあえずオレの家に向かった。

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