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二日目:しのめん編 02話

三年前のあの時から
僕は密かにみく子の事を想っている。

なるべく彼女と同じ講義に出席するようにしたりと
今時の中学生でもしないような微妙な努力を続けている。
しかし、ここ最近は実家の稲刈りの手伝いで大学に来ていなかったので、彼女にももちろん会っていない。


今日のニ限目にある流通科学の講義に出席する為
僕は自分の指定席でもある講堂の一番隅を確保しながら彼女を待った。
しばらくすると周りの学生が、ひそひそと会話を始めた。


「病的に白いよね…」

「なにあのパーマ、似合ってねーよ」

「でもさー、アレでモテてるんだから、なんだかねー」


僕は目が悪い分、その他の感覚が鋭い。
聴覚も鋭いので周りのひそひそ話が充分に聞こえてしまう。

誰の事を言っているんだろう?と思いながら
その話題にされている視線の先へ、講堂の一番後ろへ僕は視線を移した。


そこにはみく子が座っていた。


どこかしら心ここにあらずな、みく子。
周りの「病的に白い」の意味はさっぱり解らなかったけれど、アバンギャルドなパーマが僕の目を惹いた。


「革新的過ぎるだろ、それ」


思わず遠距離からツッコミをしてしまう。
そんな遠距離射撃をしていると、みく子の隣に馴れ馴れしく男が座ってきた。
僕は聴覚に集中した。


「…ミク、昨日はナニ…してただろ?…」

「うん。…」


(おいおいおい、朝から何しゃべっちゃっているんだ、あのニ人!
 「ナニしてただろ?」って何だよ!
 いや、それに対してめちゃくちゃ良い笑顔で「うん」ってなんだ
 認めるのか、認めちゃうのか、僕の、僕だけのみく子!)


僕は興奮冷めやらぬ気持ちで、さらに聴覚を研ぎ澄ませる。


「どう…て…いだろ」


なぜか男の方が怒りながら言っている。


(何を怒っているんだ!こっちだって童貞だ!)


急にみく子と話をしている男と、友達になれる気がした。


「う…ん、ちょ…い…ぶ…」


(ちょ?ちょいぶ?チョイブってなんだ?
 ちょっとした大人のおもちゃ的なアレか?
 どうしちゃったんだ、僕のみく子!
 君はもっと穢れのない子だったじゃないか!)


あまりの興奮に立ち上がろうとすると教授が入って来た。
僕は講堂の前へと向き直りながらも、聴覚だけは講堂の一番後ろに向けた。

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