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二日目:しのめん編 03話

「流通は、歴史的、人間社会の基盤、災害時、グローバルな社会経済の面から見ても、二十一世紀における重要なキーワードであり…」

教授が流通科学の講義をしている。
でも僕の意識は教授とは反対側に向かっていた。


キュィンキュィィィィン。


僕の聴覚が集中力を高めていく。
別に機械音は鳴っていないけれど。


「後…ナスね…」


(チョイブの次はナスか!
 あれか!あんなこととかかっ!!!)


と思った途端、鉄の臭いを鋭い嗅覚が捉えた。
僕はすぐにポケットティッシュを取り出すと鼻に宛がう。
そう、鼻血だ。

幸い鼻血は処置が早かったので、誰にもバレる事なく事なきを得そうだ。
鼻血の処置をしながら聞こえてきたのは


「蜜クン、彼氏、大ゲンカ、仲直り、一緒に、イク」


途切れ途切れのワードではあるが、こんなの、組み立てれば何を話しているのかはスグに解るってものだ。
大学ノートにワードを書き込みながら思考を巡らす。


(まずは「蜜クン、彼氏、大ゲンカ」だ。
 これは蜜クンという人が彼氏と大ゲンカしたって話だな。
 となると残りの「仲直り、一緒に、イク」は…読めたぞ!

 蜜クンという人が彼氏と大ゲンカしたけども仲直りして、ヤって一緒にイった。と。

 お、男同士?これ男同士!?)


鼻にティッシュを詰め込みながら、改めて聴覚を集中させる。


「でね…すごく…蜜クン…出たの…」


(ちょ、ナニが出たの??って、待て、待て、待て。なぜに泣くんだみく子?
 その事をみく子が知っているって事は蜜クン=彼氏って事か?
 ちくしょう、蜜クンめ。
 いや、どこの誰かは知らないけど、みく子を泣かすなんて…許せん!)


次第にみく子の泣き声は大きくなってきている。
隣に座っている男がみく子を外に連れ出したようだ。
みく子の大きな泣き声が講堂の外から響いている。

しばらくしてから僕は、講義を抜けてニ人を追いかけた。
僕のモノクロにしか写らない目に飛び込んできたのは
校門の前でニ人が乗り込んだタクシーが発車するところだった。

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