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二日目:しのめん編 06話

その後、僕はサクという名前の学生を探した。

図書室のある棟をぐるりと回っても見付からず、諦めて再度図書室に戻ってくると、さっきと同じ場所にサクという名前であろう学生は座っていた。
さっきと同じ難しい顔で「一般動物に見られる遺伝的病症」を読んでいた。

向かいの席に腰掛けながら聞いてみた。


「サク君だよね?」


するとサクという名前であろう学生はページをめくるのを辞めて僕の方に顔を上げた。


「えっと…んー、ごめん。君誰?」

「まぁ、僕の事はどうでもいいじゃないか」


明らかに不審がっている。
しばらく無言の間が空くと、彼は僕を無視するようにまたページをめくった。


「ねぇ、サク君。君、みく子さんとここで会わなかった?」


さっきよりも早く、でも顔は上げずに目だけを僕に向けて来た。これは何か知っていそうだ。


「君、本当に誰なの?」

「だから僕の事はどうでもいいんだ。僕はみく子さんに何があったのかを知りたいんだ。」

「……」


急に彼は「一般動物に見られる遺伝的病症」のページをめくり出し、とあるページを開いて僕に見せた。
そのページには「アルビノ」と書かれている。


「ただの憶測に過ぎないけどね」


そう言うと彼は儚く笑った。


僕は大学ノートに「アルビノ」と書いて図書室を後にした。
歩きながら、講堂でのひそひそ話を思い出す。


「病的に白いよね…」


「病的に白い」と「アルビノ」が頭の中で交差する。


(みく子はもしかして、それが原因で彼氏と何かあったのか?
 確かに前と比べると顔が薄くなったな。
 白黒の中でより白に近付いたというか…)


そう考えながらキャンパスを歩いていると、ビックリパーマにみく子のような薄い顔色の人物が走り去って行く。


「志津さーん!志津さぁーーーーん!!!」


その人物に「志津」と呼び止められた人物が振り返り
何やら関西弁で「学務課」がどうとか言っている。
その後、ビックリパーマが「志津」と呼ばれている人の首根っこを掴んで連れ去った。


(あれも「アルビノ」なのか?)


それにしても、みく子に何があったんだろう。
突然アバンギャルドなパーマを当てていた。
それは確かに革新的過ぎるほどのパーマだった。まるでちょっと開花した花のようなパーマ。


(花……花?………)


(そうだ!花屋!!!)


僕はみく子がバイトしていた花屋の事を思い出すと
自然と花屋のある方向へと向かっていた。

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