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二日目:志津編 02話

私がバカみたいにみく子と知らない男子の後ろ姿を眺めていると、

「志津さーん!志津さぁーーーーん!」

また、後ろから声がする。
そして振り向いたら、白っちゃけたビックリパーマに真っ白い顔のるどんが・・・・。

あれ?
るどん?

えいっと振り向く。

「あーもー、何回呼ばせるんですかぁ」

てか、走ってこなくていいってば。
ひーはー息を継いでるるどんに周りの目が集まる。
いや、私たち二人に、と言ったほうがいいか。
我が校落研始まって以来の漫才コンビ。
学祭の宣伝で走り回っているから、顔だけは売れてる(はず)。

「どうしたん?」

るどん相手に標準語は要らんわ。

「どうしたん?やなくて。学務課で探してますよ」

「は?」

「学務課で、大河志津を探してます」

「へ?」

「今度は、何やったんですかっ」

「えーっ?!」

なんにもしとらんわっ。

るどんに首根っこ掴まれて学務課へ行くと、田所教授が仁王立ちで待っていた。

「大河」

「はひっ」

「今日、笠原みく子に会ったか?」

「はぇ?」

「会ったのかと訊いてる」

「さっき会いました・・・・・が?」

クソ真面目な田所教授の顔がさらに真面目さを増す。
つまり、怖い。

「様子はどうだった?」

「あの綺麗なオレンジの髪はチリチリになってて、顔は・・・いえ、たぶん全身真っ白けでした」

「そうか」

「みく子がどうかしましたか?」

「この頃、ゼミの講義に出ていないんだ」

あの真面目なみく子が、ゼミの講義に出ていない。
おまけに昼間のバイトも休む?

「あーっ!・・・ちょっと失礼しますっ」

私は慌てて廊下に出ると携帯でバイト先の花屋に電話した。

『はい、ふろーら・しょうだです』

「てんちょ???、志津です???」

『今度は何?』

店長は、半分笑いながらいつもの受け答えをする。

「それ、やめてくださいってば。じゃなくてー、今日はみく子が休むって」

『あ、そう』

全然平気な声に、少しイラッとくる。

「私も行けるかどうか判らないんですけど・・・ぉ・・・」

『なんやとー!なんで二人とも休むんやー!』

やっと普通になった。

「だから、店長一人で店番してね。遅くても良ければ行くけど?」

『判った。今日中やったら来い』

店長の不機嫌な答えに萎えながら電話を切って、学務課の部屋に戻る。
田所教授は学務課の課長となにやらお話中。

「るどん、私ら、帰れそう?」

小声で訊いてみる。

「判らん。るども見たけど、みく子凄かったよねぇ」

「うん。ほんで、蜜くんと違う男子と去って行ったんやし」

「ええーっ!」

「しーっ!しーっ!」

「あ、ごめん。なんで?蜜くんと喧嘩でもしたんかな?」

「さぁ?でも、あの成りやったし、なんかあったと思う」

こそこそ話してると、いきなり田所教授が話しかけてきた。

「二人とも」

「きゃぁっ!」

ビックリしてるどんと手をとりあって叫んでしまった。

「もう、帰っていいぞ」

「はいっ!さいならっ!」

二人で学務課の部屋から転がるようにして出ると、一目散に学務課が入ってる建物を出た。

落研のほうはるどんに任せて、私は花屋へ向かった。
頭の中は、変わり果てたみく子のことで一杯になっていた。

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