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二日目:志津編 03話

とにかく花屋へ行かなくちゃ。

花屋のバイトは午後から閉店まで。
朝一番に店長が問屋から花をごっそり持って帰って、箱から出してバケツに入れるところまでは済んでいる。
私は、本日入荷の花だけでなく、萎れるまであと三日くらいの花をそれぞれに取り合わせて花束のサンプルを作るのが仕事。
花屋の本当の仕事は、重労働だから出来るだけ店長がやってくれる。
ま、自分の店だし。
オーナーと呼んで、とか言われたときは爆笑してしまったけれど、本当にオーナーなのよね。
でも、「てんちょ?」と呼んであげることにしてる。
みく子も、面白がって「てんちょ??」と呼んでた。
滅茶苦茶忙しくなるときは、相方のるどんも強制的に連れてくるけど、今はそういう時期じゃないし。

大通りから外れて、静かな裏通りに『ふろーら・しょうだ』はちんまりと店を開けている。

って、店の前がいまいち可愛くないじゃないかっ。

「お?はよ?ございま?すっ」

急いで駆け込んで、鞄を置いて前掛けをして、また店の前に走り出たところで躓いた。

「ぅわわわ????っ」

いだい。
こんなところにレンガを一個落としてるのはどいつじゃ??!
店長を叱ってやろうとしたとき、

「大丈夫ですか?」

若い男性の声が。。。。。

あら。。。。。

「あれ?蜜くん・・・」

「あ、なんだ、志津さん」

とたんに大笑いする蜜くんに助け起こされても、あんまり感動的ではないよな。

「こんな所で、なんで?」

変な所で見慣れない人を見たら、やっぱり訊いてみるでしょ。

「これからバイト」

ふぅ?ん。
蜜くん、この近くでバイトしていたのか。

「お志津??」

店長が店の中から呼ぶ声がした。
みく子のことを蜜くんに訊きたかったのにっ。

「じゃ、また」

蜜くんは、あっさりと行ってしまった。
店長のあほ?。

「てんちょ?のあほ?」

そのまま言ってしまった。

「なんや?今頃判ったんかいな。それより、このガーベラ、なんとかしてよ」

オレンジ色のガーベラ。。。
みく子の艶々の髪を思い出した。
それから、今朝見たへんてこパーマと真っ白い肌。

「そやそや、てんちょ、みく子な、今日すんごい変やってん」

「ほうほう。聞いたろやないか」

「みく子て、オレンジ色のサラサラ艶々の髪で、愛想が良くて可愛かったやんか」

「うん、そやからバイトに雇たんや」

「でもな、今朝はオレンジ色が白っぽく見えるくらいのパーマかけててな、顔も鈴木その子もビックリなくらいに真っ白やってん」

「鈴木その子て、お志津、お前年齢詐称しとるやろ」

「やかまし」

「見てないから実感沸かんけど、相当変になってるみたいやなぁ」

「もう、ビックリするで。ほんで、バイト来るの遅れたんは、学務課に呼び出されててんよ。みく子がゼミに出てないからって田所せんせが訊きに来てたみたいやねん」

「ふぅん。どないしたんやろな。みく子は真面目な子ぉやのに。誰かと違て」

「うっさい」

「ほれ見てみぃよ。バイトが店長に『うっさい』言うか?普通。有り得へんやろに」

店長が面白そうに笑った。

笑い事なんか?

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