スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

書┃籍┃化┃第┃一┃弾┃♪┃
━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛
★ブログじゃ読めないおまけページが盛り沢山!M線上のアリア A巻 購入はコチラから!★
にほんブログ村 小説ブログへ
↑ランキング参加中!感想の代わりにお願いします。

二日目:しのめん編 09話

なんだか雲行きが怪しくなってきている。
僕はあれからずっと『ふろーら・しょうだ』がある路地にいる。
ここで待っていればまた「蜜クン」に会えると思ったからだ。

というか、いつまで僕はあの背が高い男のことを「蜜クン」と読んでいるんだろう。
バカバカしい。みく子を泣かせるようなヤツなんだから「ミックン」で充分だ。
僕は得意げに大学ノートを開き修正を加えた。


「蜜クン(ミックン)」


ふん。と大学ノートを閉じた。

そう言えば『ふろーら・しょうだ』からは、忙しそうではあるもののずっと楽しそうな関西弁が聞こえていた。


「志津さん・・・だったっけ。」


元々友達付き合いというものが解らない僕が、みく子を介して沢山の人と友達のようにはなったけれど、その一人一人を僕はあまり覚えてはいない。
「志津さん」もそのうちの一人だとは思う。

でも、なんだろう、何か思い出せそうな気がする。
あれは確か──。



   ※


「みく子?、あんたほんとに顔広いよね」

「そうでもないよー。みんながみんなと繋がってるからだよ」

「そうかもしんまい」

「じゃぁ、私行くね。またね志津ちゃん」


そう言って軽く手を振ってみく子は行ってしまって、僕はその姿をぼーっと見てたんだ。


「ちょっと!そこのおまいさん」


急に声をかけられてオドオドしながら見上げると、そこにはさっきまでみく子と話していた女の子がいた。


「んふー(にやり)」

「な、なんですか?」

「ホの字だねぇい」

「!!!」

「あの子を狙ってるの一人やニ人じゃないんだよー?」

「…」

「ま、精々頑張ってみることだわねぇい!」


バチンと背中を叩いて、その子は誇らしげにどこかへ行った。


「別に君がモテてる訳じゃないのに…」


そう小さく呟いたら、その子が鋭く振り返ったのが印象的だった。


   ※


そうか、あの時僕の背中を叩いた女の子だ。
「志津さん」と言うんだったな。

書┃籍┃化┃第┃一┃弾┃♪┃
━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛
★ブログじゃ読めないおまけページが盛り沢山!M線上のアリア A巻 購入はコチラから!★
にほんブログ村 小説ブログへ
↑ランキング参加中!感想の代わりにお願いします。

≪二日目:奏湖編 07話 | TOP | 二日目:ロシュ編 05話≫


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。