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二日目:ロシュ編 06話

家庭教師のアルバイトから帰ってきた。

散らかった、ベッドに腰を下ろす。
ほんの何時間か前に、ミクとニ人でいたベッドだ。

風が窓を叩く。
台風が近づいているらしい。


複雑な心境だった。

エリカと付き合ってはいるものの、心のどこかで密かにミクとヨリが戻ることも期待していた。
今日の出来事は、偶発的・事故的ではあるけど、オレの願いは叶った形になったが、同時にそれは背徳行為でもあった。

エリカを裏切ったという後悔の念は強い。
心の中が複雑だ。


オレは、父がイタリア人、母が日本人のハーフ。
エリカは、祖父がアメリカ人のクォーター。

エリカの家族関係は、あまり話してくれない。
でも、実は、祖父はノートン教授だ。

ノートン教授と話をしているうちに、意外にもエリカが教授の孫ということを知った。
オレの父は軍人で、仕事の関係でノートン教授と知り合ったと聞いている。
その縁でオレは、教授のいるこの大学に通うことが出来た。

母がNPOの仕事をしている時、父と知り合い、オレが生まれた。
その後、父は事故で亡くなり、母は再婚した。
母が再婚してから、母とはあまり会わなくなった。
でもその代わり、ノートン教授はオレの事を自分の孫のように可愛がってくれている。

見た目の風貌も完全な日本人でもなく、完全な外国人でもない。
両親の国籍も文化も違い、幼い頃は海外で過ごしたから、国籍は日本なのだが、自分が日本人であるという事に違和感がある。

エリカもオレと同じ帰国子女。
だから、気持ちが通じる部分が多い。


エリカと大学で出会った時は、オレはミクと付き合っていたのだが、境遇が似ているせいか、すぐに親しくなり、意気投合した。
それが、エリカとの出会いであり、ミクとの別れだった。



電気も点けずに、ただ座っていると、いろいろな事が頭の中を巡る。


ミクは、今、何をしているんだろう?
路地で歌っているんだろうか?

エリカは、今日は居酒屋のバイトか。
たしかBシフトっていってたよな。
オレが迎えにいかない時は、帰りはいつもの友達と帰るって言ってたな。
今夜は風が強いから、ちょっと心配だな。


いろいろと考えているうちに、夜は更けて、次第に眠くなってきた。


その眠気を覚ますように、携帯が鳴った。

エリカからだ。


ここでも嵐の予感がする。

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