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二日目:志津編 04話

みく子のことは気になる。
けど、今日の仕事をやってしまわないと。。。。。

「お志津、これ・・・」

店長がメモを持ってきた。
メモには、明日納品の花束が三十・・・・・?!

「てんちょーーーっ!これはどういうことぉ?!」

店長は半分俯いて上目遣いになってる。

「いつもお花を買うてくれる近所の斉藤さんがな、明日パーティーで使うねん・・・て・・・」

店長は力仕事を厭わない。
花束もアレンジも、サンプルがあれば完璧につくってくれる。
けど、元の案がいまいちなので、それを私が考えたりする。
そして、急ぎの注文をギリギリで請けてしまう。

これが従兄弟でなかったらバイトを辞めてるところだ。

「んもうー、人がええにも程があるわっ。出来るまで帰られへんでっ」

「はい・・・」

どっちが店長だか判らないやり取りをして、花束作成に取り掛かる。
もう外は暮れ色も濃くなってきている。

どれも同じくらいのボリュームにした花束が三十束出来上がって、掃除をして店を閉めているときに、またレンガに引っかかった。

「てんちょー、なんでレンガがこんなところに落ちてるのよ」

「ん?なんでや?」

「え?」

「知らんでぇ?」

店長じゃなかったら誰が置いたのかと、無駄に辺りを見回した時に車が通りかかった。
助手席に乗ってるのはエリカだ。
運転してるのは・・・・・

「エリカ!その人っ!みく子と居った人っ!」

大声で言いながら手を滅茶苦茶に振ってみる。
エリカは気が付いたけれど、普通に手を振って通り過ぎてしまった。
運転してたのは、帰国子女のロシュとかいう男前だった。

帰国子女は、立ち居振る舞いも素敵だし、外国語が出来るし、嫌でもモテる。
異性にだけではなくて、企業にも。
勿論、職種は偏っているけれど。

だけど案外、日本人社会では生きにくい面も持っている。

中学高校辺りを海外で過ごすと、日本人学校だと日本語は教えてくれるけれど、古典を教えないので心の一部が日本人として育たない。

例えば「枕草子」と聞いて「春はあけぼの」と出てこない。
ましてや「春はぼのぼの」など望めない。(望まなくてよろしい)
「祇園精舎の鐘の声」って、どんな声ですか、とか。
「ちょっと小股に挟んだんですけどー」とか。(小耳ね、小耳。股に挟むな)

不完全なアイデンティティを抱えて、彼らは生きていく。

どんな気持ちなんだろうなぁ、と思ったところで、しのめんくんを発見した。
隠れているように見える。

「お志津、帰るぞ?。なんか変な兄ちゃんが居てるから、送ったるわ」

変な兄ちゃんが居てへんかったら送らんつもりやったんかい、店長。。。

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