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二日目:ロシュ編 08話

「何か言い訳してよ。」
シートに深く座ったまま、ふくれっ面したエリカが向こう側の窓の外を見ながら言った。

「講義中、友達が、そう、友達が泣いちゃって、それで大変だったんだ」
と、オレはたどたどしく切り出す。

「ふうん…」
エリカの興味なさげな返事。

「ミク、みく子だよ。エリカも知ってるだろ」
「あんまり親しくないけど、知ってる。あの目立つ子でしょ」

「そう。」
「それで?」
エリカは追い討ちをかける。

おいおい、もうオレを追い詰めんなよ。
追い詰めるだけ自分も追い詰められるぞ。
「いや、それだけ」

「…」

しばしの沈黙。

「もう、いい。じゃあね」
エリカは表情を見せずに、そう言って車を降り
マンションの中に入っていった。


一人になった車内で
オレは、エリカの言った”じゃあね”の意味を考えた。

”See you(またね)”の”じゃあね”なのか
”Good bye(さよなら)”の”じゃあね”なのか…
今すぐ、エリカの後を追うべきなのか?それとも追わなくても良いのか?


しばらく考えたが分からない。
オレは、車を出し、自分の家へと向かった。

家に着いても
やはり答えが分からず、気になって仕方がない。

エリカに電話をしてみる。

話し中だ。すぐに留守電に切り替わる。
「後でまた電話する」と伝言を残し、電話を切った。


その夜、何度話しても、エリカには、電話はつながらなかった。


空からは、とうとう大粒の雨が降ってきた。
バチバチと窓のガラスに当っている。


あさって、木曜日は、ミクとノートン教授に会うことになっている。
ああ、いろいろ考えると気が重い。

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