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二日目:しのめん編 12話

みく子を介して出来た友達同士で飲み会をした事がある。
僕はお酒もタバコも苦手だから、普段なら絶対に行かない。
だけど、みく子が来るって言うなら話は別だ。


   ※


正確な人数は覚えていないけれど『呑み処 お松』というお店だった。
少し緊張と言うより人と接するのが怖かった僕は、お店までの移動中、最後尾を歩いていたので、必然的に飲み会の席は個室の出入り口付近になった。

最初のオーダーは良いものの、途中からやはり出入り口付近の人間がオーダーする流れになる。
最初は上手く切り抜けていたけれど、徐々に厄介な事になってきた。


「ごめん、モスコミュール頼んでー」

「あー俺、このピンクのやつ頼んでー」

「ピンクのやつってなにー?じゃぁ私こっちの黄色とオレンジのやつー」


「え?えっ?」


頭が真っ白になったのを覚えている。
なかなかメニューからどれが言われたものなのか解らずにいた。


「おい、早く頼めよー!」

「そうだ、頼め、頼めー!あははー」


「黙れこの酔っぱらいどもが!」と心の中で叫びながらも僕は焦っていた。
このままだと目の事がバレるんじゃないか?せっかく出来た友達も、また失ってしまうんじゃないか。
そんな考えがぐるりと頭の中で渦巻く。


「おい、注文ぐらいさっさとしろよ!」

「え、えっと…」

「ピンクのやつだって!」

「ぁ…ぇ…?」

「もしかして、ピンクが解らねーの?」

「………」


変な汗が出てくる。
嫌な考えは一層ぐるりと回っている。
逃げ出したくなった。


「おいおい!あいつ色がわから…」

「ピーチフィズですねー」


ピッという電子音と共に女の子が現れた。
いや、実際は店員さんで、僕が解らなかった「ピンクのやつ」を入力すると、モスコミュールとカシスオレンジを入力して颯爽と戻って行った。

オーダーが通った事で安心したのか、僕の目の話題にはならずに飲み会は続いている。

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