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二日目:志津編 05話

すっかり遅くなった。
店長・・・まごちゃんの所為だ。
折角、実家から離れた大学生活なのに、選りに選って従兄弟の近所に住んでる。
ついでに従兄弟の花屋でバイトまでしてる。

何かが間違っている。

しのめんくんという変な兄ちゃんのお陰で、店からアパートまでまごちゃんの車で送ってもらうことになった。
しのめんくんは、何をしてたのかな?
変わってるなぁと思ったことはあったけれど、ストーカーのタイプじゃないと思う。
そもそも、私がストーカーに狙われる筈もないしな。

あ・・・エリカ。。。

そっかー。
しのめんくんは、エリカが好きなのかぁ。

あれ?
みく子が変わる前は、みく子のことをじーっと見ていたのにな。
男心と秋の空っていうもんなー。

エリカを乗せた車を運転していたロシュという帰国子女は、男前だったなぁ。
みく子と一緒に居るときは、顔がよく見えなかったけれど、彼はヨーロッパのどこかと混ざってるな。
比較的南の方かな。
日本人というには濃いし、かといってまるまる外国人でもない。
声も良いに違いない。
そして、揺らぐアイデンティティ、か。

ここまで考えて、ハンドルを握るまごちゃんを見る。

歳の離れた従兄弟。
車の運転をしているときは、男前やなー。
お父さんに似てるな、やっぱり。
能天気なくせに、ちょっと翳のある目をしてる。

「なぁ、まごちゃん」

「ん?」

「アイデンティティが揺らぐて、どんな感じやろ?」

「へ?」

急ブレーキ踏みやがった。

「お志津、熱あるんか?」

真顔で訊くな。

「熱は無いと思うよ。疑問はあるけど」

「アイデンティティか。揺らぐとしんどいやろな」

「やな・・・」

私の住んでるアパートに到着。
私の部屋以外、全部窓が明るい。
みんな居て、起きてるらしい。
いや、るどんは寝てるかもしらん。
起こして、ご飯食べたか訊いてみよう。

「お疲れさん。早よ寝ぇや」

「はぁい」

まごちゃんは私を降ろすと、夜の道路をすっ飛んで行った。

アパートの入り口で蹴躓いて、郵便受けを覗いて(何も入ってない)、のろのろと階段を上がる。

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