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二日目:しのめん編 18話

雨は嫌いじゃないけれど、あの独特の臭いが嗅覚に、雨音が聴覚、湿度が触覚にまとわり付く。

季節外れの台風が連れてきたらしい雨をマンションのエントランスから眺めていた。

しばらくするとエントランス前の停車スペースに一台のタクシーが入ってきた。
出していた大学ノートを鞄に入れ、僕はタクシーに乗り込んだ。


「お客さん、どちらまで?」


僕が行き先を告げると「はーい」という返事が返ってきた。
もう深夜になるし運転手さんも大変だな。と思った。

外は雨が次第に強まっている。
フロントガラスの雨粒が信号やネオンで輝いている。
まだまだ強まりそうな雨は続いている。
思いのほか疲れていたのでAre You Ok?と自問自答してみた。

二十四時間営業のマックス・ドックスは台風でも営業するみたいだ。
コンビニ、信号、対向車線のヘッドライト、色は解らないけどキラキラと流れていく。


「お客さん、着きましたよ」

「あ、ありがとう。いくらですか?」

「千六百八十円になります」

「あ…細かいの無くて、一万円でも良いですか?」

「えーっと、お釣りが…」

「あ、八千三百二十円なんですけど、お釣り良いです。ありがとう」


半ば強引にタクシーを降りて賃貸マンションの入り口まで走った。
雨に触れる時間をなるべく短くしたかった。

エリカの家と比べると鼻で笑ってしまうぐらいのロビー。
管理人室の電気は消えている。
ポストから大量のチラシを取り出して、風俗関連のチラシだけはじっくり眺めてから捨てる。
その他にガス代の請求用紙以外は特に目立つものは無かった。

エレベータに乗り七階で降りる。
角部屋の扉のカギを開けて中に入る。
生活感の無い1DKの部屋だ。

シャワーを浴びてベッドに倒れこむ。
鞄から大学ノートを取り出して眺めた。


「今日は長かったな。三日ぐらいあったんじゃないか?」


声に出たが、人間の感覚なんておかしなものだから実際どうか解らない。
また明日もいろいろあるのだろう。明日はまだ木曜日だ。
なぜか胃がキリリと痛む気がした。


晩御飯を食べて無いからだと思うけど。

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