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二日目:ゆん編 06話

「なんでっ?」

思わずテーブルを叩いてしまう。
手にしていた箸が落ちた。
何を言ってるんだ?
歌は彼女の生きがいで
歌う彼女はあんなにキラキラしていたのに。

「ゆんちゃんも聞きに来てくれるよね?」

さっきの涙はどこかに消えていて
みく子は笑顔で訊ねて来る。

「みく子のライブが最後なんて嫌だよ…」

混乱した私がそう言うと
彼女はそうだね、とだけ言って微笑んだ。
寂しげな表情がたまらなく妖艶で綺麗で
それを見せられた私は何も言えなくなってしまった。


沈黙のままラーメンを食べ終えた。
美味しかったね、そろそろ行こうか、
そんな当たり障りのない会話をしながら
みく子の後ろをノロノロとついて出口に向かう。
店の外では嵐が勢力を増していて
雨と風にすべてが押しのけられていた。


雨の下、みく子は傘をさすとこちらを振り向いた。
そして私にこう言った。

「変わるのはいけないことかな、ゆんちゃん」

真っ直ぐな視線がこちらに向かう。
そのアイラインを涙が縁取り始める。
強がりな瞳は泣くまいと震えている。

「みく子がどんなに変わったって
 私はずっとみく子のこと好きでいるから!」

気付くと私はみく子を抱き締めて叫んでいた。
空が光って、雷鳴が響いた。

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